ASTRO 2025で発表された脊椎転移に関する演題をご紹介します。
SBRT の CTV 設定に関する RP2 試験です。
標準法 (セクター6分割) vs. GTV+8mm
果たしてどちらが勝ったのか?
https://www.redjournal.org/article/S0360-3016(25)01818-8/fulltext
【方法】
デザイン:RP2
比較:標準法 (セクター6分割) vs. GTV+8mm
SBRT:16 Gy/1 回
治療失敗の定義:Gr. 3以上の有害事象、もしくは手術や再照射を要する局所増悪
【結果】
N=106人(164病変)
部位:頸/胸/腰/仙椎 = 20/89/42/13病変
F/U:中央値 41.6か月
1年の治療失敗 累積発生割合:3.8% vs. 11.6%(p=0.032)
無・治療失敗 生存期間 (中央値):40.8か月 vs. 21.7か月
1年OS:86.3% vs. 71.0%(p=0.14)
Gr. 3以上の VCF:両群で1例ずつ
【結論】
セクター6分割法を標準とすべき。
図. セクター6分割法













